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経験者が教える:マーケティング業界の全貌と就活のコツ5つ徹底解説

こんにちは、きっちゃんです。

マーケティング業界に興味がある就活生の画像

マーケティング業界に興味がある就活生「マーケティング業界ってどんな感じなんだろ、なんとくかっこよさそうだから興味あるけど、難しそうだな。マーケティング会社はどこも同じように見えるし、どんな会社を選べばいいんだろう。」

こういった疑問に答えていきます。

自己紹介の画像

この記事を書いているボクは、本やオンラインビジネススクールなどで学ぶほどマーケティングが大好きです。

マーケティングに関する本の画像
今まで読んだマーケティングの本
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「マーケティングフレームワーク集」
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グロービス学び放題の終了証
「マーケティング基礎」
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✅本記事の構成 (=もくじ)

・1.マーケターの役割や業務内容
・2.マーケティングの種類 ⇨デジマやwebマーケ、SNS、SEO、広告など
・3. マーケティング業界に就職するときに求められる力&コツ3つ
・4. マーケティング会社の選び方
・5.マーケティング玉を志望する就活生へ 【面接編】

マーケターの役割や業務内容

マーケターは売れる仕組みを作る人

マーケターとは売れる仕組みを作る人のことです。
といっても、なかなかよく分かんないですよね。

もっと噛み砕くと、集客とイメージしてもいいかもです。

集客の方法はSNSやパソコン、広告、メール、チラシ、電話、セミナーなど様々ありますよね。

集客の方法によってマーケティングの種類が違ってきます。

ここではよく聞くマーケターの種類をご紹介しますね。

【集客方法】【マーケティングの種類】
SNSSNSマーケター
webSEO/広告マーケター
メールメールマーケター
電話テレマーケター
集客とマーケティングの種類

※この他にも様々なマーケターが存在します。

こんな感じです。

マーケターの業務内容はヒアリング⇨仮説立案⇨実行⇨確認

マーケターはクライアントの売上を伸ばす役割です。

売上を伸ばすために、現在抱えている課題を「ヒアリング」し、ヒアリングした課題を基に、「仮説立案」を立てます。

そして、仮説立案したものを「実行」し、成果が出ているかどうか「確認」する流れです。

表にまとめるとこんな感じです。

【クライアント】【マーケター】
売上を伸ばしたい!抱えている課題をヒアリング
仮説立案した施策の実行を承諾課題を基に仮説立案を提供
様子見施策を実行
報告書や成果を確認資料にまとめて成果報告
承諾改善策提案
様子見施策を実行
クライアントとマーケターの関係

少しはイメージが湧いてきたかと。

マーケターの仕事の1日の流れもいくつか載せておきますね。

9:40~10:00出勤 チャット等の確認
10:00~11:00各案件の進捗確認
11:00~12:00社内入稿担当に入稿依頼
12:00~13:00昼休憩
13:00~13:30チャット等の確認
13:30~17:00各案件の振り返り/次の打ち手の策定
17:00~19:00打ち手の実行
19:00~20:00本日の振り返り
マーケターの仕事の流れ:パターン①
9:30出社・メールの確認
10:00前日の数値チェック
10:30朝のチームミーティング
11:00企画書の作成
12:00ランチ
13:00チーム内のブレスト会議
14:00企画書の作成
16:00メルマガの文章作成
16:30広告代理店とのミーティングアジェンダ作成
17:00広告代理店とのミーティング
18:00ミーティングで決まった内容の段取り
18:30夕方のチームミーティング
19:00業務終了・退社
マーケターの仕事の流れ:パターン②
9:00出社
10:00商材の情報収集
12:00昼食
13:00チーム内打ち合わせ
14:00広告代理店と打ち合わせ
15:00開発部門と新商品の試作品チェック
17:00情報分析・資料作成
19:00退社
マーケターの仕事の流れ:パターン③

マーケティングの種類

マーケティングの種類の画像

上でも少し触れましたが、世の中には色々なマーケターがいますね。

SNS、SEO、広告、メール、テレ、それぞれどんな人に向いているのか特徴を挙げていきます。

マーケターの種類どんな人にオススメか【特徴】
SNSマーケター・特性:ソーシャルメディアに精通しており、トレンドを把握し、コンテンツを効果的に配信できる。
・向いている人材:コミュニケーション能力が高く、若い世代やデジタルネイティブとしての経験が豊富な人。日頃からよくSNSを利用している人。
SEOマーケター・特性:検索エンジン最適化に精通し、webサイトのランキング向上を図るための戦略を立てられる。
・向いている人材:データ分析能力が高く、市場動向を把握できる人。コンテンツ作成やウェブデザインに興味を持っている人。
広告マーケター・特性:広告キャンペーンの企画・運用に精通し、ターゲット層に向けた効果的な広告を作成できる。
・向いている人材:クリエイティブな発想力があり、ビジュアルやメッセージングに強みを持つ人。広告の効果測定や分析に興味がある人。
メールマーケター・特性:メールキャンペーンを計画し、顧客との関係を構築・維持できる。
・向いている人材:コピーライティングが得意で、顧客のニーズを理解し、適切なタイミングで的確なメッセージを送ることができる人。
テレマーケター・特性:電話を使って製品やサービスを販売し、顧客との直接的なコミュニケーションを行う。
・向いている人材:コミュニケーションスキルに優れ、押し売りせずに顧客のニーズに合った提案を行うことができる人。耐久力と忍耐力がある人。
マーケターの種類とオススメな人

こんな感じです。

マーケターの種類によって多少業務内容が異なります。

マーケティング業界に就職する時に求められる力&面接のコツ3つ

マーケティング業界に就職する時に求められる力&面接のコツ3つの画像

ここでは、マーケティング業界に就職する時に求められる力と面接のコツをご紹介しますね。

「求められる力⇨その求められる力をどのように面接でアピールするか」という流れでいきます。


求められる力は以下のとおり。

・分析力 ⇨ 分析力のエピソード
・情報収集力 ⇨ 情報収集力のエピソード
・論理的思考力 ⇨ 論理的思考力のエピソード
・リーダーシップ力 ⇨ リーダーシップ力のエピソード

✅分析力

クライアントの課題には「検索結果で上位表示させたい」「クリック率を上げたい」などがあります。
そのような課題を踏まえて、どのように改善していけばいいのかをSEOツールなどを導入して分析していきます。

SEOツールから得られた情報を基に、今後どのように改善をしていけばいいのか仮説立案を立てて施策を練っていきます。

面接でアピールする際には“分析力”というと、堅苦しく難しい感じがするので、自分の言葉で表現するといいです。
その際には、「悪い状態、良くない状態から、どのように改善していったのか」という流れでエピソードを伝えると良いです。

学内フェスティバルの企画での情報収集

私は、学内で行われる大規模な学園祭の企画委員として、情報収集力を活用しました。

学園祭の企画委員に選ばれた私は、まず最初に過去の学園祭の成功事例を調査しました。他の大学や学内の先輩達の話を聞き、どのようなイベントが人気を集めたか、どのような工夫がされていたかをリサーチしました。

次に、学内の学生に向けてアンケート調査を実施しました。学生たちの興味関心や要望を把握することで、より参加者にとって魅力的なイベントを企画することができると考えたのです。

さらに、地域のイベント事例も調査しました。学外の大きなフェスティバルやイベントを訪れ、参会者の声を聞き、成功の秘訣や工夫を学びました。

情報収集の過程で私は、他の委員たちとも情報を共有し、意見交換を重ねながら企画を練り上げました、

その結果、学内の学生に対して魅力的なイベントが企画され、多くの参加者が訪れ学園祭は大成功となりました。

マーケターに求められる力の1つとして「情報収集力」。
面接では、情報収集力があると思えるエピソードを言う。

✅論理的思考力

・どのような施策を打ち出せばいいのか、仮説立案を立て「分析力」

・クライアントの商材やツール、顧客のニーズを把握「情報収集力」

・クライアントに施策提案や施策の効果をプレゼン「論理的思考力」

上記のとおりでして、施策を打ち出す時や施策の振り返りを行う際は、パワポを使ってクライアントに説明する必要があります。

クライアントに説明する際は、論理的に話さないと、なかなか伝わりにくい内容になってしまうので。

論理的な説明でマーケティング施策を3つ挙げたエピソード。

施策1:SEO対策の最適化

クライアントのwebサイトの検索エンジンの上位表示を目指し、SEO対策の最適化を行います。競合分析を通じて、適切なキーワードを選定し、webサイト内のコンテンツやメタデータを最適化します。これにより、より多くの人々にクライアントのウェブサイトを見つけてもらえるような施策を実施します。

施策2:コンテンツマーケティング戦略の構築

ターゲットユーザーの興味関心に合わせたコンテンツを製作し、ウェブサイトやSNSを活用して展開します。ブログ記事、動画コンテンツ、インフォグラフィックなどの多様なコンテンツを提供することで、ターゲットユーザーとのエンゲージメントを高め、クライアントのブランドと価値を向上させる施策です。

施策3:ユーザーエクスペリエンスの改善

ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させるために、ユーザーの行動分析を行い、ナビゲーションやレイアウトを改善します。ページの読み込み速度を最適化し、レスポンシブデザインを導入することで、訪問者が快適にウェブサイト利用できる環境を整えます。これにより、クライアントのウェブサイトの利用者満足度とコンバージョン率を向上させることが期待される施策です。

✅リーダーシップ力

最後は、リーダーシップ力。

一部のマーケティング会社では、エントリ―シートにリーダーシップを発揮した経験について書く欄があります。

リーダーシップ経験=リーダーの役職を経験したこと、ではない

「リーダーシップ経験と聞くとリーダー役してないとダメなの??」って思っちゃいますよね。

別にリーダー役でなくても、組織の中で自分が率先して行ったことであれば何でもいいんです。

リーダー役になった際に必要となる資質や要素があれば全然okですよ。

詳しくは、リーダーシップ経験がないあなたへ|対処法や嘘について徹底解説をどうぞ。

こんな感じですね。

自分には、「分析力、情報収集力、論理的思考力、リーダーシップ力」があるのか分かんない人は、【内定者が教える】大学生のための自己分析のやり方3選を徹底解説をどうぞ。

この記事を読めば、自己分析で何をすればいいのか分かるようになっているので、まだ自己分析をやっていない方は、ぜひ見てみてください。

マーケティング会社の選び方3選

マーケティング会社の選び方3選の画像

・キャリアプラン
・将来像
・会社の雰囲気や福利厚生

キャリアプラン

キャリアプランとは、

「1年目にはこんな人になりたくて、3年目にはこうなって、5年目にはこうなっていたい!」という目標みたいなものですね。

そのキャリアプランが「色々なことにチャレンジ」or「1つのことを突き詰める」なのかによって異なっていきます。

例えば、マーケターなら、「マーケティングを軸として営業からwebサイト構築もできる人になる」なのか「検索順位を上位表示できる人になる(SEO)」みたいな感じですね。

マーケティングを軸に色々経験したい人

もし、マーケティングを軸として営業からwebサイト構築までできる人になりたいなら、自社内で全て完結できる会社がいいと思います。

自社内で全て完結できる場合、営業からマーケティング、ウェブサイト構築まで全て経験することができるからですね。

ただ、必ずしも自分の意向で部署異動できるとは限らないので、会社説明会やOB/OG訪問で確認する必要はあると思います。

SEOなどの特定のスキルを極めたい人

広告やSEO、SNSなど特定のスキルを極めたマーケターになりたい人は、その極めたいスキルを強みとした企業に就職するといいですよ。

例えば、「SEOを極めたい」という人なら、SEOが強い会社に就職するべきです。

SEOが強い会社かどうか判断する方法

・「SEOとは」で検索し1ページ目や2ページ目にある企業のホームページを調べる

・「SEO 会社一覧」で検索し、企業一覧のページで表示された企業を上から調べる

・マイナビやリクナビなどの就活サイトで見つけたマーケ会社のホームページを訪れ、実績を確認する

・気になるマーケ会社のコンテンツを確認する

一番下の「気になるマーケ会社のコンテンツを確認する」ですが、SEO会社の多くは自社内でコンテンツを作っています。

なので、クライアントのSEO対策だけでなく、自社内のSEO対策もやっています。

もしも自社のコンテンツに力を入れていないSEO会社は、辞めたほうがいいかもですね。

「自分で新規事業立ち上げを経験したことがないのに、新規事業コンサルをやってる」みたいな感じです。

将来像

将来像とは、将来どういう人になりたいかです。

キャリアプランは仕事人としてのステップ、将来像は将来どんな人になりたいか

マーケ会社を志望する人の中には、多様な働き方ができるという理由で志望する人もいると思います。

フリーランスになって自由な働き方をしたい人は、副業ができる会社や特定のスキルが身に着けられる会社を選ぶといいですよ。

フリーランスの多くは、会社員の時から副業して、副業が上手くいったら独立してフリーランスになるからです。

また、幅広いスキルよりも「これができる!」といった特定のスキルを身に着けている人の方が、仕事を獲得できる可能性が高いです。

会社の雰囲気や福利厚生

マーケ会社を軸に就活してると、どの会社もあんまり変わんないなって思いますよね。

主な違いは、
・①.自社内でSEOツールなどのサービスを提供しているマーケ会社
・②.ツールはないけど外注しないマーケ会社 ⇨社内で一気通貫
・③.ツールもなく、外注しているマーケ会社

大体この3つに分けることができます。

①に関しては、マーケ会社に見えると思いますが、SEOツールを作っているエンジニアが強い会社かなと。
このような会社は、自社のツールに頼ったマーケティング施策になりがちなので、フリーランスになりたい人やマーケティングを極めたい人にはあまりオススメできないかもしれませんね。

②に関しては、幅広くスキルを身に着けたい人やマーケティングを極めたい人におススメです。
自社内のツールがある訳ではないので、色々な手法でマーケティングする機会があると思います。

③に関しては、SEOだけ、広告運用だけなど、何かに特化したマーケティング会社の傾向があります。
マーケティング会社の中でも、小さい方の会社だと思いますが、自分の考えが上に通りやすい場合や裁量権が大きい場合もあるので、スキルアップとしていい環境だと思いますよ。

それでも会社選びに迷ったら会社の雰囲気や福利厚生を見るべき

上記のように会社を分けることができます。

会社選びで悩んだ場合は、会社の雰囲気や福利厚生に目を向けるといいですよ。

特にマーケティング会社はリモート勤務が主流であるため、会社説明会も面接も全てリモートで行われることが多いですね。

ボクも1社を除いて、すべての会社でリモート就活でした。
なので、なかなか会社の雰囲気が伝わりにくかったです。

対面での面接は正直めんどくさいと思いましたが、会社で面接するのとリモートで面接するのでは、入社後の解像度が全く違います。
とはいっても、繰り返しにはなりますが、マーケ会社はリモート就活なので、なかなか雰囲気が分からないと思います。

会社の雰囲気を知る方法は、下記のとおり。
・enライトハウスや転職会議、ONE CAREERなどの就活口コミサイト
・会社のセミナーに参加する
・会社のSNSを見る
・公式ホームページに掲載されている社員のインタビューを見る

口コミサイトは退職した人のリアルなコメントを見ることができるので、かなりオススメです。

福利厚生についても口コミサイトを中心に見てみるといいですよ。

とある商社では「副業ok」でも副業の申請が誰一人として通らないといったケースがあるので。

企業研究の方法は、企業研究の方法やまとめ方をご紹介|企業研究をやる意味は?をどうぞ。

マーケティング職を志望する就活生へ【面接編】

マーケティング職を志望する就活生へ【面接編】の画像

ここからは、ボクが実際に面接を受けてよく聞かれた質問をいくつかピックアップしてご紹介しますね。

マーケティング職でよく聞かれる質問

・マーケティングのイメージは?

・どうしてマーケティングに興味があるの?

マーケティングは華やかではない

面接官が「マーケティングってどんなイメージ?」と聞いてくる意図は、「愚直に地道に淡々とやっていくことになるけど、そのイメージはある?」ということです。

webマーケティングのセミナーの多くは、「1ヶ月で収益化、これから伸びてくる業界、高収入」などと未経験でも簡単に結果が出せることを謳っているので、華やかなイメージを抱かせています。

そんなイメージを持って、入社をするとイメージと違うので、退職につながる可能性があります。

それを避けるために「マーケティングのイメージは?」と聞いてきます。

マーケティング職のイメージをつかむために、いくつかオススメの本をご紹介しますね。

マーケティングの本の画像

写真にもあるように、「沈黙のwebマーケティング」「マーケティングの基礎と常識」は読んでおくといいです。

これらの本は、マーケティング全般を網羅しているので、オススメです。

特に、沈黙のwebマーケティングは用語解説やマンガ形式で物語が進んでいくので初心者でも読みやすいと思いますよ。

まだ、就活まで時間がある人は、マーケティング会社の長期インターンに参加してみてもいいかもです。

長期インターンについてはインターンシップとは|メリットや内容、注意点などをご紹介!!」で詳しく解説しているので、よかったらどうぞ。

あと、この記事では、オススメなインターンシップサイトも載せてあるので覗いてみてください。

マーケティングに興味を持ったキッカケは言語化できるように

マーケティング職は、人気があるので、単に人気だから選んだと思われないよう、興味を持ったキッカケを話せるようにしておくといいですよ。

ボクの場合、「初期費用をあまりかけずに、自分で試行錯誤して自分の力でお金を稼ぎたい。そこで思いついたのがブログであり、ブログに夢中になっていたらwebマーケの世界に興味を持った」みたいな感じです。

こんな感じで話せるようにしておくと説得力があっていいですね。

自画自賛ですみません。

今回はこれで終わりたいと思います。

ボクのブログでは、就活の他に「マーケティング」「留学」についても発信しているので、気になる方は、ぜひ見てみてください。

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