こんにちは、きっちゃんです。
ボクは、都内のfラン大学で英語を専攻している24卒の大学生です。
就活ではTOEICが何点必要なのか知りたい人 「最近、就活に向けてTOEICを頑張ってるんだけど、何点くらいあればいいんだろう。履歴書に記入できるくらいの点数も知りたいし、何点からアピールできるのかも知りたい。誰か教えてくれないかな。」
今回は、こういった疑問に答えていきます。
✅この記事で分かること
・1.TOEICのスコアは何点から履歴書に記入できるのか分かる
・2.TOEICは何点からアピールできのか分かる
・3.有名企業で必要とされるTOEICスコアが分かる
・4.英語を習得する目的の重要性が分かる 【コレめっちゃ大事!!!】
・5.英語力をTOEICのスコアで決めていない企業もある
・6.あなたのTOEICスコアはどのくらいのレベル?
こんな感じで、上から順に説明していきますね。
TOEICのスコアは何点から履歴書に記入できるのか
結論:600点以上あれば履歴書に記入できる
TOEICのスコアが600点以上あれば、履歴書に記入できるレベルです。
というのも、TOEICのスコアを求める企業には”600点”という最低基準を設けている場合が多いからですね。
ただし、求められるTOEICのスコアが470点など600点以下の場合は、もちろん記載して問題ないですよ。
600点というと、英検2級レベルで高校3年生レベルです。
「高3レベルなら余裕じゃん」と思う人もいる気がしますが、TOEICの出題形式やTOEICならではの単語を覚えなければいけないので、意外とハードル高めですよ。
ちなみに、ボクが初めて受けた時のスコアは440点でした。(笑)
ボクの場合、ナレーターがテストの例文を読んでるだけで、テストはまだ始まってないのに、そのナレーターが問題を出していると勘違いして答えをマークするというトンチンカンなことやってましたね(笑)
600点以下の就活生やまだテストを受けたことがない就活生は、TOEICの参考書を一冊購入して、対策するといいですよ。
社会人になってからもTOEICの勉強が求められる企業も多いので、全然無駄な出費じゃないので。
下の見出しでも説明しますが、TOEICのスコアは業界によって異なります。
商社であれば、730点以上と決めていることもあるので、志望する業界や職種の募集要項をよくチェックしておきましょう。
730点以上と記載されているのに、履歴書に620点と記入しては選考する機会すら与えてもらえないので。
TOEICでアピールできるスコアは何点から?
結論:アピールできる明確な基準はない
スイマセン、釣った感じになってしまいました。m(__)m
ぶっちゃけ、求められるスコア以上とれていれば問題ないと思います。
「600点がボーダーラインなら650点、700点くらいいるんじゃないの?」と考える人もいると思います。
ただ、就活はTOEIC1つだけで決まる訳ではなく、SPIや面接などの他の要素も絡んできます。
なので、ボーダーライン以上の点数が取れている人は、SPI対策や面接対策などの別のことに力を入れてもいいかと。
それで余裕が出てきたら再びTOEICに力を入れてみるといいんじゃないかなって思いますね。
履歴書に記入できるスコアは600点からですが、そのスコア以上求められる企業の場合、求められるスコアは最低でもないと厳しいです。
ここでは、TOEICでアピールできるスコアを業界別でご紹介します。
この記事に載っていない場合は、志望する企業の募集要項を見て確認してみてくださいね。
メーカー
メーカーは海外への輸入や輸出を行っているので、英語ができる人材を求めています。
特に外資系のメーカーになると、国内のメーカーよりも求められるTOEICのスコアがより高くなっていますね。
メーカーの中でも富士重工業と韓国サムスンでは430点も違うので、メーカー志望の人はどこの企業に就職したいのか、なるべく早く決めておく必要がありますよ。
というのも、TOEICで900点獲得するには相当勉強する必要がありますからね。
総合商社
ここでは総合商社の中でも有名な「三菱商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「双日」の4社を挙げていきます。
総合商社の多くは、募集要項にTOEICスコアが730点以上どころか、TOEICのスコアすら記載されていません。
ただ、ネットで調べてみると総合商社は最低でも730点以上を設けている所がほとんどだそうです。
三井物産の場合、入社前までに800点以上の取得を推奨していることから、エントリーシート (=ES) 記入の際には、既に800点以上のスコアを記載できると十分にアピールできると言えそうですね。
なかなか高いです。
総合商社は国内だけなく海外とも取引を行っているので、英語力が求められます。
なので、どの総合商社でもTOEICはもちろん、高いスコアも要求されますね。
航空業界
航空業界は外国の人とコミュニケーションをとる機会があることから、TOEICのスコアが求められます。
新型コロナウイルスの影響で、航空業界は採用人数を減らしていましたが、コロナが収束したことで、コロナ前と同程度の採用人数になりました。
航空業界で求められるTOEICのスコアは600点以上と言われています。
意外と低いですよね。
※むちゃくちゃ主観ですが。。。(笑)
縦:現在の点数
横:目標の点数
項目 | 350点 | 450点 | 550点 | 650点 | 750点 | 850点 | 950点 |
250点 | 200時間 | 425時間 | 700時間 | 950時間 | 1,150時間 | 1,450時間 | 1,750時間 |
350点 | ー | 450時間 | 700時間 | 700時間 | 950時間 | 1,225時間 | 1,550時間 |
450点 | ー | ー | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 1,250時間 | 1,550時間 |
550点 | ー | ー | ー | 225時間 | 450時間 | 725時間 | 1,050時間 |
650点 | ー | ー | ー | ー | 225時間 | 500時間 | 825時間 |
750点 | ー | ー | ー | ー | ー | 275時間 | 600時間 |
850点 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | 325時間 |
有名企業で必要とされるTOEICのスコア
次は有名企業で求められるTOEICのスコアを「470点~」「600点~」「640点~」「700点~」「730点~」「800点~」で、それぞれ説明していきますね。
TOEICスコア470点~
TOEICのスコアが470点以上求められる有名企業は以下のとおりです。
・富士重工業 470点以上
・株式会社日立製作所 500点以上
・株式会社夢テクノロジーYUME TECHNOLOGY CO , LTD 500点以上
・川崎重工業株式会社 500点以上
・Panasonic株式会社 500点以上
・全日本空輸 550点以上
・住友金属工業 550点以上
・日産自動車 550点以上
・三菱商事 580点以上
一度は耳にしたことがある企業が多いですね。
気になった企業があれば、企業の公式ホームページで詳細を見てみてください。
TOEICスコア600点~
TOEICのスコアが600点~630点ほどあれば、かなり選択肢を広げることができます。
なので、630点を目標に頑張ってみるといいかもですね。
TOEIC640点~
英語を専攻していない学部の場合、TOEICで640点以上とるのは結構難しい気がします。
というのも、大学生はバイトや就活、大学の授業、大学の課題、友達と遊ぶ、ネットフリックスなど色々やるべきことがあるので、TOEICの勉強に時間を割くのが難しいかと。
なので、志望度が高くてその企業でTOEICのスコアが640点以上求められるのであれば、何かしら我慢する必要がありますね。
逆に、”就活の為にとりあえずTOEIC頑張ってみるか”という人は、630点くらいを目標にすれば十分だと思いますよ。
TOEICスコア700点~
TOEIC700点はなかなかレベル高めです。
というのも、大学生のTOEIC L&R の平均点は、616点と言われているからです。
600点の人が100点アップさせるためには、およそ200時間の学習が必要と言われています。
Oxford University Pressのデータによる。
すげー大変ですね(笑)
TOEICスコアが700点以上求められる企業は下記のとおりです。
TOEIC730点~
TOEICのスコアが730点から総合商社が多くなります。
730点以上求められる企業は下記のとおりです。
TOEICスコア800点~
TOEICのスコアが800点以上求められる企業は下記のとおりです。
英語を習得する目的の重要性 【めちゃくちゃ重要】
TOEICを受験する就活生のほとんどが、「なんとなく就活のため」「皆が受験しているから」みたいな感じで、明確な目的があって受験している人はそんなにいない気がします。
そんな感じでTOEICの勉強に励むと途中で挫折してしまったり、中途半端に取り組んで納得のいく結果が出せない可能性があります。
なので、これからTOEICを頑張る人は英語を勉強する目的をしっかり持ってもらいたいなって思います。
ボクの場合、この目的がないままTOEICの勉強をしていてやる気が出なかったので、英語を習得する目的をしっかりと持つようにしました。
そうすると、かなりやる気が出たので、あなたにも持ってもらいたいなって(笑)
だいたいこの2つかと。
「〇〇企業に入社したいけど、TOEICのスコアが600点求められる。」といった様に、就職するために必要な場合と自分のスキルアップが目的の2つですね。
英語力をTOEICのスコアで決めていない企業もある
ここまでTOEIC中心につらつら書いてきましたが、企業によってはTOEICではない別の試験のスコアが求められることもあります。
というのも、「TOEICはあまり実用的ではない」と考える企業も存在するので、TOEICではなく「VERSANT」「PROGROS」といった試験を受ける必要がある場合があります。
なので、ここではVERSANTとPROGROSについて説明してきますね。
VERSANT
VERSANTとは、パソコンで英語力を測るテストのことです。
VERSANTには、「スピーキングテスト」「ライティングテスト」「プレイスメントテスト」の3種類があります。
プレイスメントテストとは、読む、書く、聞く、話すの4技能それぞれの能力を測定するテストのことです。
それぞれのテストは、ビジネスの場で活かせる問題が多く出題されるので、TOEICよりも実用的だと考えられています。
とは言っても、分かりにくいと思うので、テスト内容について軽く触れておきますね。
こんな感じですね。
TOEICのテストよりも実用的なのが分かると思います。
VERSANTは24時間365日受験可能ですし、テスト終了5分後にスコアを確認できるので、TOEICよりも受験しやすいかと。
PROGOS
PROGOS (プロゴス) とは、実践的なビジネスシーンを踏まえた英語スピーキング能力を測定するシステムのことです。
オープンクエスチョン形式で、受験時間は20分、測定結果は最短2~3分です。
1回の受験料は550円なのでかなり安いですよね。
あなたのTOEICはどのくらいのレベル?
ここでは「あなたのTOEICのスコアはどの程度のlevelなのか」「英検では何級に値するのか」「履歴書に書くことはできるのか」をまとめてみました。
あなたが志望している業界や企業ではどの程度の英語levelなのかということも照らし合わせながら参照してみてくださいね。
400点未満
400点未満は英語検定3~5級程度です。
400点未満の方は文法や英単語の基礎力が不足している場合があります。
なので、TOEICではなく、英語検定3~5級の単語帳や問題集に取り組むと良いかと。
英語検定のテキストはリスニングできるテキストを選ぶといいですよ。
というのも、TOEIC試験では文法や長文問題だけでなく、リスニングの問題も出題されるからです。
【英単語の覚え方】
①まず赤シートで隠し解いてみる
②単語の意味を間違えたり分からない場合はチェックする
③チェックがついている単語だけを覚える
④音声をダウンロードし、チェックがついていないのも含めて毎日100~200語聞く「30分くらい」
こんな感じで、単語帳は「覚える」というよりも「何回も見る、聞く」ことが重要です。
何回も単語を見聞きすることで単語の意味がすぐに出てくるようになります。
「apple」と聞くと「リンゴ」とすぐに出てくる感じですね。
これがめっちゃ重要です。(笑)
TOEICの試験は短い時間の中でいかに沢山の問題を解き正解するかが肝なので。
毎日100~200語聞くことのメリットは主に「聞き覚え」「分かる単語の再認識」「分からない単語に触れられる」です。
英単語のスペルを見て単語の意味が分かることとリスニングでその単語を聞き瞬時に理解できることは全く別ですよ。
聞き覚えができるくらい英単語を聞くことで、TOEICのリスニングの時にすぐに理解できるようになります。
また、毎日100~200語に触れることで、分かる単語を再認識することができます。
なので、より単語の意味を定着させることができますよ。
TOEICの試験は初級者〜上級者まで幅広く受けるため、問題の中には難しい問題が出題されます。
初級者は難しい問題だけでなく、500~600点の方が正解できる問題も解くことが難しいため、自分が解ける問題が非常に限られます。
なので、TOEIC試験ではなく、英語検定などのlevel別に合った試験を受けるといいんじゃないかと。
※履歴書には書かない方が良い。
400点~500点
400点~500点は英語検定準2級程度です。
400~500点の方は文法や英単語の基礎が不足していることがあります。
リスニングはPar3,4などの長い英会話を何度も聞き、慣れておくことやTOEICでよく出題されるシチュエーションを把握しておくことが重要です。
そうすることで、リスニングの最初の1文を聞くことで、ある程度内容を予測することができるので。
基礎の英単語の勉強をやっていても、すぐに単語の意味が出てこない場合やその単語がどんな形で使われやすいのかなどがあまり理解できていない場合があります。
例えば、share は shere A with B の形をとることが理解できていれば、AとBの間にはwith、shereの後には目的語がくる、ことも理解できるため前置詞や目的語の部分が問われてもすぐに解くことができます。
※履歴書には書かない方が良い
500点~600点
500点~600点は英検2級程度です。
500点~600点の方は基礎力が身についており、簡単な内容であれば英会話もできます。
TOEICの試験ではPart6やPart7でミスが多い場合や時間が足りず全て問題を解き切ることができない場合があります。
英単語や文法の基礎の底上げ、長文の問題を日頃から解くようにしましょう。
そうすることで、長文の問題を解くスピードが上がります。
※履歴書に書いても良い。ただし、プラス評価にならないことが多い。
600点~700点
600点~700点は英検2級A程度です。
600~700点の方は細部まで英文を聞くことや読むことができませんが、大まかに流れや意味が分かるはずです。
なので、ある程度は英語で意見が言えます。
TOEICでよく使われる単語やよく出てくるシチュエーション、問題の解き方などTOEIC対策を行っていくことが有効ですよ。
TOEICで高得点を目指すためには、問題を解く際に英語力だけでなく、TOEICならではのテクニックが必要になります。
なので、スタディサプリEnglishを始めとしたTOEIC対策をしている教材に取り組むと良いかと。
スタディサプリENGLISHでは、関先生がTOEIC向けのテクニックも紹介しているので、参考になると思います。
※履歴書に書いて良い。プラス評価に繋がる。
700点~800点
700点~800点は英検2級A~準1級程度です。
700~800点の方は短文も長文も比較的細部まで聞き取ることができます。
TOEICのスコアは非常に高いため、就活では十分にアピールすることができます。
ただ、就職をして実際に働く際には電話でのやり取り「スピーキング力」やメールでのやり取り「ライティング力」などが求められるかと。
なので、オンライン英会話レッスンなど、より実践的な英語力を身に着けると良いと思いますよ。
あと、その業界でよく使われる英単語の習得をしておくことで、円滑に業務を行えるでしょう。
※履歴書に書いた方が良い。十分に英語でアピールできる。
800点~900点以上
800点を超える方はTOEIC受講者の中の13%に入ると言われています。
めちゃくちゃ少ないですよね。
800点以上を取得している就活生は、自己分析や企業研究などの他のことに力を入れてみるといいと思いますよ。
というのも、TOEICのスコアがどんなに高くても志望動機の内容が不十分な場合や企業について十分に把握できていない場合は、内定を貰うことが難しいからですね。
なので、自己分析や企業研究などの他のことに力を入れてみましょう。
自己分析を行った結果で分かる長所などのパーソナリティは、自己PRや志望動機などにも活かせます。
自己分析を行っていない方や自己分析の方法に不安を抱いている方は「自己分析のやり方を徹底解説!これだけやっておけば大丈夫」をどうぞ。
この記事では、自己分析を行うことのメリット、自己分析を始める時期、自己分析を行う頻度などをご紹介しています。
【最後に】就活ではTOEICのスコアは何点必要なのか
一般的に、履歴書に記載できるTOEICのスコアは600点です。
ただし、募集要項に600点以下の点数が記載されている場合は、記載されている点数よりも高ければ記載して問題ないです。
アピールできる点数は特にないので、ボーダーラインさえ超えていればいいと思います。
面接やSPIなどの選考対策が完璧になったらさらなる高みを目指してTOEICを頑張るといいんじゃないかと。
企業によってはTOEICよりもより実用的な「VERSANT」「PROGOS」などのテスト受験が求められる場合があります。
なので、志望する企業では、どんなテストの点数が必要なのかホームページの情報を中心に予め確認しておくことが重要です。
今回は、こんな感じで終わりたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ボクのブログでは就活の他に、「留学」「マーケティング」についても発信しているので気になる方は、ぜひそちらもご覧ください。