就活

就活とは?就活を行う前にやらなければならないことを徹底解説!

これから就活を始める際に、

「就活を始める前にどんなことを抑えておかなければならないのか」

「就活ではどのような力が求められるのか」

「就活ではどのようなことをやるのか」

など、就活に関する疑問・不安など様々あると思います。

そこで、この記事では就活をする目的、就活をする目的の見つけ方、就活をする際に必要となる力、就活ではどのような事をやる必要があるのか、など詳しく解説していきます。

これから就活を始める人や始めたばかりの人は、ぜひ参考にしてみてください。

就活をする目的を考えよう

就活とは就職活動のことを指します。

おそらく、多くの方はこのことをご存じなのではないでしょうか。

しかし、「どうして就活をするのか」ということは考えたことがないと思います。

「みんなが就活をやっているから」

「学校を卒業したらどこかの企業に勤めないといけないから」

「先生に言われたから」

など、あまり就活をする目的を考えずに取り組んでしまっている方が多くいるのではないでしょうか。

就活をする目的を持つことは重要です。

目的を持つことで、就活に対する姿勢や取り組み方が大きく異なるためです。

目的もなく就活をしてしまうと「こんなもんでいいか」「とりあえず多くの企業の選考を受ければいいか」と簡単に妥協をしてしまいやすくなります。

そのため、就活をする目的をしっかりと持つようにしましょう。

就活をする目的を見つけるためには?

就活をする目的を考えても見つからないという方は「自分はどのような人生を贈りたいのか」を考えてみると良いでしょう。

具体的には、

「2億円の家に住みたい」

「フェラーリに乗りたい」

「自由な時間が欲しい」

など、自分が理想とする状態を考え、そこから逆算してどうする必要があるのかということまで考えてみてはどうでしょうか。

つまり、どの程度のお金や自由な時間があれば理想の状態になれるのかということを考えましょう。

そうすることで、必要となるお金や自由な時間を手に入れる為にはどのような業界・業種であると良いのかということも業界研究や企業研究を通じて分かってきます。

このように、理想の状態を考えておくことでしっかりとした目的を持って就活を行うことができるのではないでしょうか。

内定をもらうことが目的ではない

一般的に、多くの学生は企業で働くために就活をしています。

つまり、内定をもらうことは、人生の通過点に過ぎないということを抑えておく必要があります。

内定をもらえることは素晴らしいことですが、内定はゴールではなくスタート地点だということを意識しましょう。

社会人基礎力を身に着けよう

この記事を読んでいる方の多くはこれから就活に向けて準備していく方だと思います。

社会人として働く際には「社会人基礎力」を身に着けておかなければなりません。

社会人基礎力とは経済産業省が提唱している言葉です。

社会人基礎力は大きく分けて「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」に分かれます。

これらの力は社会人として最低限必要な力です。

多くの企業では社会人基礎力が求められることがあります。

就活の時だけでなく、転職の時や退職した後の生活にも密接に関わってきます。

学生である今のうちに社会人基礎力を身に着け、会社や社会に貢献できるような人材になりましょう。

ここでは社会人基礎力の「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」さらにそれぞれの要素をご紹介していきます。

前に踏み出す力

前に踏み出す力は「一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力」と定義されています。

また、前に踏み出す力は「主体性」「働きかけ力」「実行力」の3つの要素で成り立っています。

これは物事に積極的に、そして、困難な壁があっても簡単に諦めずに取り組むことが盛り込まれています。

要するに、指示待ち人間になるのではなく、自分から積極的に行動し、失敗しても諦めずに頑張り続けるということです。

前に踏み出す力①主体性

主体性とは周りの意見・指示などに頼らず、自分の判断によって行動を選択することをさします。

例えば、、、

夏に向けてダイエットしよう!

TOEICに向けて英語の勉強をしよう!

毎月1万円貯金しよう!

などです。

これらは周りの人に指示されることなく、自分で考えて取り組んでいます。

主体性がある人は上司の人に指示されるのを待つのではなく、自分で考えて得りみ・行動していくことができます。

自分が上司になった時に、

「〇〇さん、これどうすればいいですか?」

「私はこういうの苦手なので△△さんに、お願いしたので分かりません。」

「・・・。」

このように、「自分で考えずに、アドバイスを貰う人」「ネガティブ思考な人」「受動的な人」は主体性が欠けているかもしれません。

主体性を身に着ける方法

「主体性があまりないかもしれない」と思った方は自分の好きなこと・得意なことから取り組んでみてください。

それは、小さな取り組みかもしれませんがそうした取り組みを行い続けることで主体性を身に着けることができるかもしれません。

前に踏み出す力②働きかけ力

働きかけ力とは上司や同僚に働きかけ巻き込む力のことを指します。

これは自分から上司や同僚に何か協力を求めたり、あまりやる気が出ない人に奮い立たせてあげたりすることです。

企業に勤めた際、任された仕事が自分一人では困難な場合や1人だと非効率な場合があります。

その時に上司や同僚などに協力を求める力「働きかけ力」が必要になります。

自分一人で物事を進めていくことが好きな人や内向的な性格の人は他人に協力を求めることが苦手な場合が多いです。

しかし、仕事には期限があるものや他の人が絡んでくることもあります。

そのため、自分の能力を考え、そこから逆算していつまでに終わりそうなのか考えましょう。

自分一人では厳しい場合は事情を説明し、協力してもらいましょう。

もちろん、上司や同僚も自分の仕事があるため協力してもらえないこともあります。

しかし、「自分は困っている」ということが相手に伝わるだけで他に協力できそうな人を探してくれるかもしれません。

やる気が出ない人を奮い立たせることも働きかけ力に含まれます。

やる気が出ない人には他愛無い話をしたり缶コーヒーを買ってあげたりすることでやる気が出るかもしれません。

また、やる気が起きない理由などを聞き寄り添ってあげるだけでも変わるかもしれません。

働きかけ力を身に着ける方法

やる気が出ない人を奮い立たせることも働きかけ力に含まれます。

やる気が出ない人に他愛無い話をしたり缶コーヒーを買ってあげたりすることでやる気ができるかもしれません。

また、やる気が起きない理由などを聞き、寄り添ってあげるだけでも変わるかもしれません。

やる気の人・元気がない人などが学校にいたら積極的に声をかけて働きかけ力を身につけましょう。

前に踏み出す力③実行力

実行力とは計画を立て、確実に物事を最後までやり遂げる力のことを指します。

長期に及ぶ目標が多いため、取り組んでいる最中の方もいるかもしれません。

また、実行力を元にいくつもエピソードを語れる方はあまりいないのではないでしょうか。

実行力とはべつに「行動力」という似た言葉があります。

実行力との大きな違いは計画を立てているか否かです。

この2つの言葉を混同してしまうことがないように注意しましょう。

実行力があると任された仕事に対してしっかりと計画を立て、途中で人に任せたり投げ出したりすることがないということです。

実行力を身に着ける方法

「実行力を元にしたエピソードが何もない」という方は就活に向けて何か目標を立てて取り組んでみてはいかがでしょうか。

就活をキッカケに何か成し遂げることができるかもしれません。

考え抜く力

考え抜く力は「自分の頭で考える力」のことを指します。

変化のスピードが早い現代では欠かせない力の1つではないでしょうか。

考え抜く力を身に着けておくことでこれから先、どのような変化が起こっても柔軟に対応できることや変化に供えて準備をすることができるかもしれません。

考え抜く力は「課題発見力」「創造力」「計画力」の3つで構成されています。

それぞれ詳しく解説していきます。

考え抜く力①課題発見力

課題発見力とは「現状を分析し目的や課題を明らかにする力」のことを指します。

課題発見力を身に着けておくことで、自らの課題だけでなく社内の課題などを明らかにすることができます。

特に、社内の課題を明らかにすることができれば業務効率化やミスやトラブルの抑制効果など様々な効果を期待することができます。

課題発見力を身に着ける方法

課題発見力を身に着けるには「コミュニケーション」や「SPIの非言語」に取り組むと良いでしょう。

コミュニケーション能力は友人と話すことや先生と話すことで身に着けることができます。

そのような人たちと話す際は「いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ、どのように」という観点で聞いていくと良いでしょう。

そうすることで、友達や先生の出来事・現状を把握することができると思います。

SPIの非言語では問題を正しく理解し、どのような方法でその問題を解決・解けばよいのかという問題があります。

SPIの問題を日ごろから勉強しておくことでSPIだけでなく、課題発見力などを身に着けることもできるので、ぜひ取り組んでみましょう。

考え抜く力②創造力

創造力とは新しい価値を生み出す力のことを指します。

要するに、今あるもので新たな価値を付け加えたり、今あるものの新たな魅力を伝えたりするということです。

そのため、何かを発明する訳ではないということを留意しておきましょう。

創造力があると商品やサービスを売る時に費用をあまり必要とせずに売ることができます。

自社で取り扱っている商品やサービスに新たな価値を見つけ出したり、世の中のニーズに合った付加価値を付けることができるためです。

例えば、アナタが美容師だったとします。

アナタが経営している美容室の周りには多くの美容室があり、なかなか売上が伸びません。

そこで、アナタは「顧客理解をすることが必要だ」と考えたとします。

なぜ、美容室に来るのか。

⇨髪が伸びてきて長くなったから

なぜ、伸びた髪を切るのか。

⇨綺麗に魅せたいから

なぜ、綺麗に魅せたいのか

⇨インスタなどのSNSに載せたいから

つまり、美容院に来る人は「友人や家族など周りの人によく魅せたい」ということが分かります。

そこで、美容室を経営しているアナタは写真に収まるだけの小さなスタジオを設けました。

そうすることで、安い費用で他店舗と差別化でき顧客のニーズに応えることができます。

その結果、売上を伸ばすことができるかもしれません。

このように、創造力があるだけで費用をあまりかけずに企業の売り上げなどに貢献することができます。

創造力を身に着ける方法

創造力を身に着ける方法は「企業研究・業界研究」と「なぜ自分はこの商品を買ったのか」です。

企業研究や業界研究をしていくと、その企業や業界、サイト、口コミなど情報が沢山あることに気が付くと思います。

その際に、情報を集めて満足するのではなく、その情報を元に自分なりにこれから先のことや競合会社のことなど多角的に考えてみましょう。

次に、なぜ自分はこの商品を買ったのかということも考えましょう。

商品を購入する際には、

「インスタのインフルエンサーが着用していたから」

「テレビで見たから」

「広告を見たから」

など、購入する理由があると思います。

1つ1つ考えていたら気疲れしてしまうと思いますが、たまには「自分はどうしてこの商品を購入したんだろう」と考えてみましょう。

そうすることで、創造力を身に着けることができるのではないでしょうか。

考え抜く力③計画力

計画力とは課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力のことを指します。

“計画力”と聞くと「計画立てればいいんでしょ」と思う方もいるのではないでしょうか。

計画力はただ計画を立てれば良いということではありません。

計画力は計画を立てて計画通りに実行・修正できなければ、計画力があるとは言えません。

ここで、抑えておきたいことは計画を立てようと思った理由や根拠などのエピソードが重要ということです。

ただ、闇雲に計画を立てて成し遂げた場合、エピソードとしてはとても薄い内容になってしまいます。

どうして計画を立てる必要があったのかということも含めて計画力を養っていきましょう。

計画力を身に着ける方法

計画力を身に着ける方法は「目標」や「やらなければならないこと」の2つです。

「目標」や「やらなければならいこと」を逆算して考えていくことで計画を立てることができます。

また、物事の優先順位を付けるということも計画力の1つかもしれません。

大学生であれば「アルバイト」「自主学習」「インターン」「会社説明会」「友達と遊ぶ」などやることが沢山ありどうすればいいのか困ってしまうこともあるのではないでしょうか。

「目標」や「やらなければならないこと」などを逆算して考え、計画力を身に着けていきましょう。

チームで働く力

チームで働く力とは、多様な人々とともに、目標に向けて協力する力のことを指します。

チームで働く力は「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「状況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の6つの要素で成り立っています。

仕事は自分一人で行うことは困難な場合が多いため、チームで働く力はどこの企業でも必ず必要といっても過言ではありません。

チームで働く力を身に着ける方法

チームで働く力を身に着ける方法は「大学のサークル」や「地域のボランティア活動」などです。

他者と関わる機会を積極的に設けていくことで、チームで働く力を身に着けることができるのではないでしょうか。

ただし、決まったメンバー・友達と一緒に過ごしているだけでは身につく力ではありません。

決まったメンバー・友達と過ごしている場合、多様な人々とのつながりや協働を生み出す力が身に着かないためです。

会社で働く際、必ずしも気が合う人や同年代などと一緒に仕事ができる訳ではありません。

うまく関係を築けない方や上司の方との接し方など幅広い年代・性格の人と共に働かなければなりません。

できる限り異なる年代・性格の人々が集まるコミュニティーに参加するように心がけましょう。

就活では何をすればいいのか

ここでは就活で実際に何を行っていけばいいのかをご紹介していきます。

就活で行うことは、

  • 自己分析
  • 業界研究
  • 企業研究
  • 企業説明会への参加
  • 筆記試験の準備
  • インターンシップへの参加
  • 履歴書の作成
  • 面接の準備
  • エントリーシートの作成
  • OB/OG訪問

などです。

やるべきことがとても多いため、

「こんなにやるのは大変だ」

「かなり面倒くさい」

「どれなら手を抜いても平気そうかな」

などと考えたくなるでしょう。

たしかに、手を抜いてもどこかしらの企業はあなたのことを内定してくれるかもしれません。

しかし、仕事を始めてから「こんなはずじゃなかった」「もっと休みが欲しい」「もっと給料がいいところがいい」「福利厚生もっと・・・」と後悔しないためにもしっかりと就活を行っていきましょう。

おそらく、新卒で3年以内に辞めていく人は就活の「自己分析」や「企業研究」、「業界研究」などが把握しきれていないことが原因なのではないでしょうか。

就活をする目的を持ち、社会人基礎力を身に着けた社会人になろう

これから就活を始める際は、就活をする目的を持ちましょう。

就活をする目的を見つけるには「自分はどのような人生を贈りたいのか」ということから逆算してみることです。

そうすることで、就活をする目的を見つけ出すことができるのではないでしょうか。

また、社会人基礎力を身に着けておくことは重要です。

社会人基礎力は社会人として最低限求められるためです。

就活をする目的をもち、社会人基礎力を身に着け、充実した生活を送れるようにしましょう。

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