こんにちは、きっちゃんです。
この記事を書いているボクは都内のfラン大学に通う24卒の大学生です。
インターンシップについて知りたい人 「そろそろインターンシップに参加しないとなぁ。”インターンシップ”ってよく聞くけど実際どんな感じなんだろう。インターンシップに参加すると選考で有利になるのかな。だれか教えてほしいな。」
こういった疑問に答えます。
大学生なら一度は聞いたことがある”インターンシップ”。
でも、イマイチよく分かんないですよね。
ボクもイマイチよく分かんなかったです(笑)
今回は、長期インターンシップ経験者であるボクと短期インターンシップに参加した友達の経験談を基に、インターンシップ全般についてご紹介します。
✅本記事の内容
・1.インターンシップの概要
・2.インターンに参加すると選考で有利になるのか
・3.インターンの種類と期間、特徴について
・4.インターンの参加方法
・5.注意点 【ブラック企業の体験談あリ】
この流れでいきたいと思います。
インターンシップの概要
インターンシップ=職場体験ではない
インターンシップ (=インターン) とは仕事内容の模擬体験や社員さんとの交流のことです。
なので、社員さんの仕事を代わりに体験としてやってみるみたいな感じではないですね。
2023年卒 リクナビ 就活準備ガイドによると、インターンシップに初めて参加した時期と参加した内容は以下の図のとおりです。
大学3年9月までには約7割がインターンに参加したことがあるみたいですね。
短期インターンに参加したボクの友達も3年の夏には色々なインターンに参加してましたね。
それで、夏休み明けに友達同士が何社インターンに参加したか話し合ってました(笑)
※ボクは長期インターン1社のみ
当たり前ですが、何社インターンに参加したかは全く重要じゃないです。
重要なのは、気になる会社や入社したい会社のみのインターンに参加することです。
なので、「あの子が3社受けるから、自分も3社くらい受けないと」なんて思わなくていいですからね。
※気になる会社が0という人は、自己分析が足りていない証
インターンのプログラムの内容です。
目安程度にどうぞ。
ボクの考えですが、学生が好んでグループワークや若手社員との交流会に参加したというより、主催している企業のインターンがグループワークが多かったんだと思います。
というのも、短期インターンには参加していませんが、参加しようかなと思って調べた時に、グループワークとか交流会が多かった印象があるので。
インターンが長期になればなるほど、参加者の割合は減っていますね。
長期インターン参加の目的が就活のためじゃなくて、自分のスキルアップの為であれば、選考でも有利になる可能性はあるかと。
インターンに参加すると選考で有利になるのか
結論:有利にならない ※一部除く
基本的に、インターンに参加したからといって選考で有利にはならないです。
なので、闇雲に参加する必要はないですよ。
インターンは気になる企業のものだけ参加するべき。
数ではないということを抑えておいてください。
インターンに参加していないと選考が受けられないという企業はほとんどないので。
面接でインターンについて問われない
インターンに参加していない=志望度が低い、とは思われないので安心してください。
ベンチャーから大手の企業まで面接を受けましたが、「インターンに参加してないけど、なんで?」などと質問されたことはないので。
インターンが選考で有利になるケース
インターン生の能力が確かめられる長期インターンの場合、選考で有利になったり内定を頂けることがあるらしいです。
ただごくまれな話なので、気にしなくてもいいかと。
選考で有利になったからといって、内定ではないので。
また、友達とボクの経験ですが、早期に内定を頂くと「もうこの企業でいいかな」と内定を承諾して終わらせてしまいがちです。
独断と偏見でしかないですが、インターンの段階で内定を出す企業は、内定承諾期限が他社よりも早い傾向があると思います。
そのため、就活生は他社についてじっくり考えず「もう終わりにして落ち着きたい、遊んじゃいたい」と考えるようになり承諾してしまうケースがあるんじゃないかと。
内定を頂いてから「こっちの企業の方がよかったかも」と後悔しないためにも、慎重になってくださいね。
インターンの種類と期間、特徴について
インターンと言っても色々ある
上記のとおりでして、インターンには内容や期間など様々です。
ざっくり表にまとめるとこんな感じです。
種類【内容】 | 期間 |
---|---|
会社説明会・セミナー型 | 1日 |
プロジェクト型 | 2~3日 ※1日の場合アリ |
就業型 | 2~3か月 or 1年以上 |
上から順に内容と特徴を説明していきます。
✅会社説明会/セミナー型
会社説明会/セミナー型は1日で終わるものが多いです。
最近ではインターンという名の会社説明会を実施している企業もあります。
このタイプのインターンでは、企業の情報や選考情報など幅広く知ることができます。
なので、参加する際にはメモできるものを持っていくといいですね。
このインターンに限った話ではないですが、インターンに参加する際は事前に企業研究をしておくといいですよ。
インターンに参加する前に企業研究をするべき理由
・他社と比較できる
・自分に向いているか判断できる
✅他社と比較できる
企業研究用のフォーマットは自分で作ってもいいですし、作るのが面倒な人はネットで調べてフォーマットをダウンロードするといいです。
自分でフォーマットを作成する際は、項目を統一した方がいいです。
というのも、後から企業を見比べた時に、一目で分かるので。
✅自分に向いているか判断できる
インターン参加前に企業研究を行うことで、自分に向いてるのか合っているのか判断できると思います。
合わないのであれば、参加しないで済むので、浮いた時間を別のことに費やした方がいいですよね。
企業研究のやり方は、企業研究の方法やまとめ方をご紹介|企業研究をやる意味は?をどうぞ。
スイマセン、話を会社説明会/セミナー型のインターンに戻します。
会社説明会/セミナー型のインターンでは、企業の人が一方的に発信し続けるので、沢山の学生が集まる場合が多いです。
なので、スーツの着こなし方はどれが普通なのか実際に見てみるといいかもしれませんね。
基本的に大手就活サイトの情報は、間違ってはいないのですが、しないよりした方がいい情報を、「するべき」といった主張をするので。
※就活で使う証明写真は写真館で撮るみたいな。
✅プロジェクト型
プロジェクト型のインターンでは、少人数でグループワークを通じて、課題を解決することや新たな施策を企業に提案します。
主観ですが、このインターンは有名企業や人気のある企業が多いです。
なので、エントリーシートなどの書類選考が実施される可能性があります。
もしエントリ―シートが必要な場合は、就活の口コミサイトを参考にするといいですよ。
口コミサイトを参考にしてエントリーシートを記入すれば、通過率は多少上がると思うので。
インターン用のエントリーシートは企業のマイページから入手できる場合が多いです。
このパターンが多いです。
プロジェクトの内容について
友達によると、施策は、企業の事業内容に沿ったものや新規事業が多いらしいです。
なので、企業の事業内容にざっと目を通しておくといいですね。
新規事業も既存の事業内容の資源を基に新しく事業を作っていくので、既存事業が重要です。
例:富士フィルム
【既存市場】 | 【新規市場】 | |
【既存技術】 | 写真フィルム | 化粧品 医薬品 再生医療 |
【新規技術】 | ICTへの対応 | ヘルスケア |
“新規事業”と聞くと、全く新しい何かをやろうと考えがちですが、それだと相関性がないので上手くいかないです。
富士フィルムの場合、写真フィルムの主原料は肌の弾力を維持するコラーゲンです。
そのほかに、フィルムの劣化を防ぐ抗酸化技術はアンチエイジングに応用されています。
そのため、コラーゲンや抗酸化技術は化粧品事業に活かすことができる訳です。
自分の説明だと分かりにくいと思うので、詳しく知りたい方は「富士フイルム 新規事業 マトリクス」で調べてみてください。(笑)
以下によくある10のプロジェクトをまとめてみたので参考にどうぞ。
プロジェクト 【一覧】
マーカーが引いてあるのが、特によくあるプロジェクトです。
インターン当日に意識するべきこと
インターン参加後は、自分の良かった点や悪かった点、他の学生の良かった点、悪かった点を把握して次に活かせるといいですね。
✅就業型
最後は就業型インターンについて。
就業型インターンを実施している企業はベンチャー企業や小規模の企業が多いです。
長期インターンはお金を頂きながらスキルを身に着けることができるので、「この仕事がやりたい」というのがある人ならおススメです。
長期インターンをオススメできない人
・成長したい
・とりあえず内定が欲しい
インターンのタイトルで「成長したい人歓迎!」みたいなのがありますが、その表現に食いつかないようにした方がいいですよ。
というのも、インターン先での仕事内容が自分に合わないと「成長したい」という気持ちよりも「辞めたい」という気持ちの方が勝るからです。
バイトはマニュアル化された作業なので、ある程度嫌でも働き続けることができます。
一方で、下記にある長期インターンは自分で考えてアウトプットしていく仕事であると共に責任の重さ (toB) がバイト (toC) と違います。
社会人の多くは嫌いなことを仕事にしていますが、彼らは生活がかかっているので苦痛でも頑張っているんだと思います。
だから、休日は日頃仕事を頑張った自分へのご褒美とか言って散財しているのかと。
ボク達学生は、生活がかかっている訳でもないので、インターンを辞めて再びバイトすればいい訳です。
上記のパターンのように、成長意欲だけが高い学生は簡単に辞めちゃうんじゃないかなと思いますね。
長期インターンでは最低でも2.3ヶ月長いところで一年以上就業しないといけない条件があります。
また、参加までに面接練習やESの練習もしないといけないので、内定を頂くまでに時間がかなりかかります。
“内定”を頂くために長期インターンに参加するのは、時間のムダなのでやめるべきです。
どこでもいいからとりあえず内定欲しいなら、大学3年の3月になって一気にエントリ―した方が短期間で内定貰えるからです。
こんな感じですね。
募集が多いのは、営業やライティング、マーケティング、広報です。
ボクは長期インターンでライティングを経験しました。
ライティングはリモート勤務もできましたし、自分が書いた記事が企業のブログに投稿されているのを見るとやりがいも感じました。
ライティングの業務は、他の営業やマーケティング、広報と違い、自分のイメージしている業務と違ったということが起こりにくいので、おススメですよ。
インターンの参加方法
ここからはインターンの参加方法について説明します。
・会社説明会/セミナー型
・プロジェクト型
・就業型
会社説明会/セミナー型とプロジェクト型は同じ方法で参加できるので。まとめて説明します。
✅会社説明会/セミナー型
会社のホームページの新卒採用情報 ⇨ マイページ登録 ⇨ アカウント作成 ⇨ Thanksメール受け取る ⇨ 受け取ったメールのリンクに飛ぶ ⇨ インターン申し込み
いたってシンプルなので、簡単にできると思います。
※インターンのES入手方法と全く同じでした。m(__)m
✅就業型インターン
長期インターンを探す ⇨ エントリーする ⇨ 書類選考 ⇨1次面接 ⇨ 2次面接 ⇨就業
就活本番の選考方法とあまり変わらないですね。
長期インターンに参加しようと考えている方は、就活に向けての予行練習にもなるのでかなりいい経験ができると思いますよ。
ちなみに、ボクは最初の方バイト感覚で面接に挑んでいたので痛い目に逢いました。(笑)
ボクは「Infraインターン」と「ゼロワンインターン」のふたつを利用していました。
サイトによってインターンの数や種類が違ったので。
Infraインターンもゼロワンインターンも登録すればすぐにエントリ―できるのでとてもおススメです。
サイト内にメッセージボックスがあるので、未読のままスルーすることもないので、いいですよ。
長期インターンを実施している多くの企業は、ホワイトが多いですが、ごく一部の企業ではめちゃくちゃブラック企業もあります。
詳しくは、次の見出しで説明しているので、見てみてください。
注意点 【ブラック企業の体験談アリ】
最後に注意点だけお伝えして終わりたいと思います。
✅会社説明会・セミナー型
"とりあえず" マインドは捨てる
会社説明会やセミナー型のインターンは1日で終わるものやネットで開催されるものが多いことから、「とりあえず受けてみるか」というマインドで参加する人がいます。
それだと自分に合った会社を見つけるのに時間がかかるので、インターンに参加する前に会社の新卒採用情報くらいは確認しておくといいですよ。
入社する気がない会社の選考を受けるのは、「空の買い物カゴに商品を詰めるだけでレジに行かないこと」と同じくらいムダですね。(笑)
就活でそんなムダな時間を費やすより昼まで寝たり、友達と遊んだりした方が圧倒的にいいです。
✅プロジェクト型
事前準備
プロジェクト型インターンの場合、企業の事業内容を把握して、「こんなプロジェクトが行われるんじゃないかな」とある程度検討しておくといいですよ。
もし、予想していたプロジェクトが実施されれば、あなたが中心になって引っ張っていけます。
就活本番では、選考の1つとしてグループワークに取り組むことがあるので、予想がハズレても他の企業の選考で活かせる場合があります。
あと、メモ帳と筆記用具を持って行った方がいいです。
プロジェクト型のインターンでは、グループワークが実施されるので、「どんなテーマなのか」「どんな結論に至ったのか」「より良くするにはどうするべきだったのか」などをメモしておくと話が進めやすいので。
✅就業型
【経験談アリ】ブラック企業に要注意
就業型インターンは経験者なので、自分の経験談を中心にお話しします。
注意するべき点
・インターンのタイトル
・職種
・度々起こる認識のズレ 【雇用形態が業務委託なら要注意】
順に説明します。
これから説明するのは、ボクの偏見も含まれていることを踏まえて読んでくださいね。
※必ずブラックという訳ではない。
✅インターンのタイトル
こんな言葉が含まれてるインターンのタイトルには注意してください。
元○○出身が教える / 圧倒的成長 / 月収80万円超えを目指しませんか / 社長直下 / 裁量権&幅広い業務など
「元大手企業出身が教える」というタイトルの魅力に惹かれないようにした方がいいですよ。
ボクも最初、長期インターンのサイトに登録したらタイトルに華やかな言葉が多いので「すごいなぁ」と漠然と思っていました。
上記のとおりです。
めちゃくちゃ偏見ですが、やめたのに大手企業出身を名乗っている人は自分自身のスキルに自信がない無能な人が多いイメージです。
大手にいた時は会社の名前があったから、その人が活躍できただけであって、独立して小さな組織になり自分の名前でも売れないから、やめた大手の企業を未だに名乗っているのかと。
ちなみに、ボクは「〇〇出身(大手有名企業)の社長室直下で学生数名採用します!※限定」というタイトルのインターンに参加しましたが、そこはブラック企業でした。
「圧倒的成長 / 裁量権&幅広い業務」みたいなタイトルの注意点
成長意欲が高い人ほど、このタイトルに食いつきがちです。
このタイトルは、ただ単に新人教育の制度が整っていないから自分で考えてね。自分で考えて行動できるから、成長できるよ。というメッセージが込められていると思います。
圧倒的成長=研修が1日2日詰め込まれる。
裁量権&幅広い業務=成果の評価ができないから給料が上がらない&方針や指示の不明確さ&業務の多忙さ。
「社長直下」というキーワードが含まれるタイトル
ボクは「社長直下」というワードが含まれているタイトルの企業のインターンに参加した経験があります。
冷静に考えてみれば、「社長が1日付きっきりで教える=暇」ということです。
社長が教えている間に働いているのは、インターン生という感じですね。
多くの社長は忙しいので、インターン生に丸一日、付きっきりで教えるのは難しいです。
✅職種
リファラル営業 (友情商法) は要注意
リファラル営業とは、紹介営業のことです。
基本的にリファラル営業をしている企業は、ケータイ会社が多いです。
また、基本給はなく、完全歩合制を設けている場合がほとんどかと。
ボクはこのケータイ会社のリファラル営業をしていました(笑)
あまり営業の本質ではないのと、社長が何もしていないのに自分たちが必死になって働くことに納得いかなかったので、すぐに辞めました(笑)
詳しくは、『【大学生は注意】モバイルプランナーとインターンの違いとは』で検索してみてください。
✅度々起こる認識のズレ
うーん、なんか少し聞いていた話と違うなと思ったら要注意
ボクはこんな感じでズレがありました。
【記載内容】 | 【企業側の考え】 | 【インターン生の考え】 |
---|---|---|
交通費支給 | 外部講師のセミナーの時だけ | 行き帰り毎回交通費支給 |
時給1200円~ | インセンティブを時給換算すればの話 | 時給と書いてあるのに完全歩合制 【対面で言われるから指摘しにくい】 |
営業 | 紹介営業 | 一般的なイメージの営業 |
さらに、会社名が違ったり、面接の開始時間が多少遅れたりなど、ちょいちょい違和感がありましたね。
上記のような企業は要注意なので、嫌になったらすぐに辞めちゃいましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ブログでは就活の他に、「留学」「マーケティング」についても発信しているので、気になる方は、ぜひご覧ください。